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下山中につまずき岩と岩の間に足が挟まる 埼玉県の71歳男性を救助 右下腿骨折で重傷 北アルプス餓鬼岳で遭難

資料 北アルプス餓鬼岳北アルプス餓鬼岳で単独で登山をしていた埼玉県川越市のアルバイト従業員の71歳男性が大けがをして、救助されました。 【画像】「シャリバテ(ハンガーノック)防ごう」夏の山岳遭難“疲労”で救助多発…熱中症の症状も 水分量、カロリーの目安は 男性は7月30日、北アルプス餓鬼岳を下山中に登山道上(標高約1350メートル)でつまずいて岩と岩の間に足が挟まり、けがをしました。 他の登山者から30日午後2時過ぎに救助要請があり、警察や消防らが出動し、午後8時頃、男性を救助し、北安曇郡内の病院に搬送しました。右下腿骨折で重傷です。 男性は29日に入山していました。 長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に暑い今の時期は、登山者が気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。 長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも疲労や熱中症などにより動けなくなることがあります。 県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。長野放送