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「沖に流され・戻れない」研修旅行で沖縄に訪れた 東京都の高校生が 持参した“ゴムボート”で遭難。陸上で監視していた教員が通報!「波浪注意報」が出ていたのに…【沖縄・名護湾】

ゴムボートに乗った男子高校生が遭難後、無事に救助されるマリンレジャーは、楽しいだけではない。常に 危険と隣り合わせていることを 忘れずに。今月26日午後0時45分頃、沖縄県の名護湾で、高校生3人がゴムボートで流される事故が発生した。 「ゴムボートが沖に流されて戻れなくなった」と、名護海上保安署に通報があった。 ゴムボートに乗っていたのは東京都内の男子高校生3名で、生徒らは高校の生物部の合宿で訪れていた。 同保安署への通報は、陸上で監視していた教員と、ゴムボートに乗っていた高校生の両方からだったという。 その後、海上保安署から救助要請を受けた「琉球水難救済会・名護救難所」に所属する船が現場に向かい、ゴムボートに乗っていた3人を救助した。 同保安署によると、この日、男子生徒4名と教員1名で来ていたが、教員は陸上で監視していたという。 このとき、ボートに乗る生徒と泳ぐ生徒に分かれて海に出たといい、1人は泳いで陸に戻った。残り3人は、ボートに乗った状態で発見されている。幸いなことに、全員にケガはなかった。遭難したゴムボートは、学生が“持参”したもの詳しい状況はこれからの調査によるが、遭難した当時、周辺には波浪注意報が出されていたのに、出発したことが事故の原因の一つの要因と推測される。 このゴムボートは、レンタルなどではなく、生徒が持参した“自前”のものだったという。 教師が陸で監視しており、すぐに通報したことで大事には至らなかったが、悪条件での出航を止められなかったことは残念である。自然を“侮らない”ことが大切基本的に、海外では アウトドア・レジャーは「自己責任」が 原則だ。 自己責任とは、「自分の行動の責任は自分にあることや、自身の行動による過失の場合にのみ 自身が責任を負うことと」と 辞書にはある。 個人には、自由な選択が認められる一方で、その選択の結果に対して 責任を負うべき という価値観のことである。 行動を起こすとき、「 100% 安全ということはない 」。 しかし、年端のいかぬ子供や、今回の高校生のように、社会人としての経験があまりないうえに土地勘もない人に、「自分で判断しろ」というのは 酷な話だ。 だからこそ、“未成年”を指導する教員には、注意をして安全を確保して欲しい。 事故を起こしたい人などいないはずだが、今回のケースのように状況判断を誤ると命の危険に晒される。 名護市の辺野古沖では、16日に研修旅行中の高校生らを乗せた小型船2隻が転覆し、高校生ら2人が死亡した事故が起きている。 もし、男子高校生に万が一のことが起こっていたら、陸上で監視していた教員は一生後悔しただろう。 いずれにせよ、全員が怪我がなく、無事だったことが幸いである。