谷に転落しそうな車発見、運転手急病で脱輪…迅速に救助 男女2人に岐阜県警北方署が感謝状
感謝状を受けた枝本栄子さん(右)、高永秀一さん(中央)=北方署 岐阜県警北方署は、事故で林道から落ちかけた車の運転手を救助したとして、男女2人に感謝状を贈った。 感謝状を受けたのは、会社員高永秀一さん(51)=滋賀県甲賀市=と看護師枝本栄子さん(56)=同県草津市=。2人は7日午後3時20分ごろ、能郷白山の登山を終えて帰宅中、本巣市根尾地域の林道で道路の外へ後輪が脱輪し、谷側に落ちかけた状態の軽乗用車を発見した。 車内を確認すると60代の男性が運転席にいたため、保護。携帯電話がつながる場所まで移動し警察に通報した。男性はその後病院で急病を発症していたことが分かった。 感謝状を手渡した木全幸輔署長は「長時間にわたり冷静で模範的な対応をしてもらえた」とたたえ、高永さんは「発見時は驚いたが落ち着いて行動できた」、枝本さんは「命に別条がなくてよかった」と振り返った。岐阜新聞社