遭難多発の笠ケ岳・笠新道にレスキューボックス 救助隊到着までしのぐ、岐阜県北アルプス対策協
岐阜県内の行政や山岳関係者でつくる「県北アルプス山岳遭難対策協議会」と県警山岳警備隊飛騨方面隊は、高山市奥飛騨温泉郷神坂の笠ケ岳(2898メートル)の笠新道に、遭難者が安全に救助を待てるようにするためのレスキューボックスを設置することが決まった。笠新道は2022年に遭難者が多発し、昨年は試験的にレスキューボックスを設置していた。今年は本格設置する予定で、防災非常食や飲料水、簡易テントなどを備え、救助隊が出動できない夜間帯でも安全にとどまれるようにする。