夏や冬の時期の山での遭難事案に備える 県警山岳遭難救助隊員の任命式 岩手
IBC岩手放送登山や山菜採りで山に出かける人が増える季節を前に4日、岩手県警の山岳遭難救助隊の任命式が行われました。 【写真を見る】夏や冬の時期の山での遭難事案に備える 県警山岳遭難救助隊員の任命式 岩手 山岳遭難救助隊に任命されたのは新しい隊員11人を含む機動隊を中心に選抜された30人です。 県警本部で行われた任命式では隊員1人ひとりの名前が呼ばれたあと、増田武志本部長から西城友幸隊長に任命書が手渡されました。 増田本部長は「救助技術の練度を高めるとともに一致団結して任務を完遂し県民の期待と信頼に応えていただきたい」と激励し、西城隊長が隊員を代表して宣誓しました。 (西城隊長 宣誓) 「あらゆる困難を克服し、迅速、的確な活動を行い、県民の負託に応えることを誓います」 救助隊は県内3つの警察署と機動隊から構成され、夏や冬の時期の山での遭難事案に備えた訓練も行っています。 県警によりますと県内では2024年、登山やキノコ採りなどで48件の山岳遭難が発生し、6人が亡くなっています。 (西城隊長) 「人命救助は簡単なものではありませんので、要救助者のためにどうできるかをしっかり考えられるように知識を持って救助にあたりたいと思う」 任命された隊員たちは、迅速な救助に向けて気を引き締めていました。IBC岩手放送