【北ア・北穂高岳】雪崩に巻き込まれ山梨県の62歳の男性死亡 現場は3~4メートルの積雪 雪崩前日に10センチの積雪 表面が崩れたような状態に
テレビ信州北アルプスの北穂高岳で登山中の3人が雪崩に巻き込まれ、山梨県の62歳の男性1人が死亡しました。 死亡したのは、山梨県北杜市に住む伊藤勝さん62歳です。 警察によりますと伊藤さんは12日、妻と2人で上高地から入山し、13日、北穂高岳を目指して登っていたところ、午前11時ごろ標高およそ2750メートル、北穂高岳の北穂沢付近で雪崩に巻き込まれて滑落しました。 雪崩を目撃した山小屋関係者から救助要請を受け、県警のヘリコプターで2人を松本市内の病院に搬送しましたが、伊藤さんの死亡が確認されました。 61歳の妻は軽傷とみられています。 夫婦のほかにもう1人雪崩に巻き込まれましたが、自力で下山しました。 雪崩は長さおよそ500メートル、幅が30メートルほどで、山小屋の関係者によりますと3メートルから4メートルある雪の上に雪崩の前日10センチほどの雪が積もり、表面が崩れたような状態だったということです。