ことし1月~7月 群馬県内の山岳遭難 83件94人
【イメージ】山群馬県内でことしの1月から7月までに発生した山岳遭難は83件、遭難者の数は94人で、いずれも去年より増えたことが県警のまとめで分かりました。秋の登山シーズンを前に注意を呼びかけています。 県警の発表によりますと、ことしの1月から7月までに発生した県内の山岳遭難は83件で、前の年の同じ時期と比べて15件増加しました。遭難者の数も94人で20人増え、このうち10人が亡くなっています。月別にみますと、7月が最も多い30件で、次いで5月や4月が多くなっています。増加の要因としては、夏の暑さで熱中症とみられる症状が増えたことや、春の大型連休に平年よりも多くの雪が残っていたことが考えられるということです。また、山域別の遭難者の数は、谷川連峰が35人、尾瀬が13人、至仏山が8人、日光白根山が7人でした。 県警によりますと、遭難した人のうち登山届を提出していない人の割合が高くなっていて、いち早く遭難を把握するためにも登山届を出してほしいと呼びかけています。