日帰りハイキングで遭難した60代女性2人を救助 山岳遭難の半数は60歳以上 「準備不足には注意を」 三重・御浜町
CBCテレビ日帰りハイキングのはずが2日間の遭難に。三重県御浜町の山で行方がわからなくなっていた60代の女性2人が救助されました。 【写真を見る】日帰りハイキングで遭難した60代女性2人を救助 山岳遭難の半数は60歳以上 「準備不足には注意を」 三重・御浜町 行方不明になっていたのは御浜町に住む64歳の女性2人です。2人は、おととい午前8時半ごろ御浜町にある標高749メートルの妙見山にハイキングをするために入山し、正午過ぎに展望台に到着したというLINEメッセージを送ったのを最後に行方が分からなくなっていました。 (三重県山岳・スポーツクライミング連盟 加藤正之 会長) 「上りはどんどん上に登って行ったらいいが、下りはたくさん枝分かれの道があるので、違う道の方へ入っていったと考えられる」 家族から警察に通報があり、きのうから約30人態勢で捜索。きょう午前に1人が自力で下山し、もう1人は、妙見山から6キロほど離れた滝の近くで見つかりましたがけがをしているということです。 警察庁の統計によると、山岳遭難の半分は60歳以上。特に低山登山は気軽に行けることから中高年に人気ですが、その気軽さが、準備不足につながり遭難の原因になるといいます。 (三重県山岳・スポーツクライミング連盟 加藤正之 会長) 「雪が解けてだんだん暖かくなってくるので、かなりの人が山に入る。高い山でも低い山でも、同じ装備・計画を考えてもらいたい」 雨具や防寒着、懐中電灯、地図、非常食は必ず持っていってほしいということです。CBCテレビ