北アルプスで山岳遭難相次ぐ 落石や疲労などで県警と県の防災ヘリが救助
信越放送3連休のなか、北アルプスで山岳遭難が相次いでいます。 槍ヶ岳では20日午前9時ごろ、標高およそ2800メートルの北鎌尾根(きたかまおね)で、広島県の49歳の女性が登山中に落石が当たりました。 【写真を見る】北アルプスで山岳遭難相次ぐ 落石や疲労などで県警と県の防災ヘリが救助 女性は右腕をけがしましたが、命に別状はないということです。 女性は20日に4人パーティで入山していて、同行者が救助を要請し、午前11時すぎに県警ヘリで救助されました。 また、同じ北アルプスの野口五郎岳では、午前6時ごろ、標高およそ2900メートルの山頂付近で、富山県の56歳の男性が疲労で動けなくなり、およそ3時間後に県警ヘリに救助されました。 男性は18日に1人で入山し、20日朝、自ら救助を要請していて、けがはないということです。 一方、大黒岳では20日午前9時ごろ、神奈川県の44歳の男性が、浮き石で転んで負傷しました。 右足のケガとみられ、正午ごろ県の消防防災ヘリで救助されました。 北アルプスでは19日も槍ヶ岳で滑落があり、男性1人が死亡していて、警察が身元を調べています。信越放送