強風や霧で視界が悪く「低体温症のような症状で動けない」…北アルプス白馬岳で男女3人遭難 ヘリで救助も群馬県の78歳男性が死亡
資料:北アルプス白馬岳7日、北アルプス白馬岳で登山中の男女3人が遭難し、県警は9日朝にヘリコプターで救助しましたが、このうち78歳の男性が死亡しました。天候が悪く、遭難した3人は低体温症のような症状で動けなくなったということです。 7日午後6時半ごろ、北アルプス白馬岳に向けて登山中だった5人のうち、男性2人と女性1人の合わせて3人が「低体温症のような症状で動けない」と近くの山小屋に救助要請がありました。 3人は救助隊によって山小屋に運ばれ、9日朝に県警のヘリコプターで救助されました。この内、群馬県の78歳の男性は意識がない状態が続いていましたが、その後死亡が確認されました。 他に救助された群馬県の75歳男性と65歳女性の2人にけがはないもようです。 一行は7日から8人パーティーで蓮華温泉から入山し、3人は途中の山小屋に宿泊して、5人で白馬岳に向け登山をしていたということです。 遭難したのは、標高2900メートルの山頂付近で、当時は雨が降っていて強風や霧で視界が悪かったとみられています。