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8月・9月に多発 船舶事故を想定した合同訓練

びわ湖放送去年、滋賀県内で起きた船舶事故の半数以上が、8月・9月に発生しています。長浜市では、28日朝に船舶事故を想定した警察などの合同訓練が行われました。 訓練は長浜港付近で行われ、警察署や湖北水上安全協会、それに滋賀びわ湖漁業協同組合などから約40人が参加しました。 訓練はまず「港の岸壁から車両が転落した」という想定で行われ、車両から脱出した3人をロープ付きスローバッグと呼ばれる道具を使って救助しました。 また、「長浜港からSUPで出かけた家族3人が帰宅しない」との通報を想定した訓練では、漁協の漁船に警察官が乗って、遭難者を捜索する訓練が長浜署が実施する訓練では初めて行われました。 長浜警察署の松村直紀 地域課長は「警備艇が各警察署に配置されているわけではないので、即座に民間の漁協等などの船が出て警察官と一緒に捜索してくれるのが、かなり有意義。二次災害も防げる。」と話していました。 警察によりますと、SUPなどを含む県内の今年の船舶事故は、7月時点で去年の同じ時期より6件多い27件発生し1人が亡くなっているということです。 警察では、船舶事故を防ぐため、酒気帯び操船の禁止や、ライフジャケットの着用などを呼び掛けています。びわ湖放送