今年夏の山岳遭難”過去最多”808件 水難事故は去年より減少 警察庁
テレ朝NEWS警察庁は7月から8月にかけて全国で過去最多となる808件の山岳遭難が発生し、917人が遭難したと発表しました。 警察庁によりますと、7月から8月の2カ月間で、全国で発生した山岳遭難は808件で遭難者は917人でした。 いずれも統計が残っている1968年以降、最も多くなっています。 遭難した人のうち亡くなった人は48人、行方不明者は6人で、負傷した人は409人でした。 都道府県別にみると、最も多かったのが長野県の143件で、次いで富山県の90件、山梨県の51件となっています。 また、遭難した917人のうち、60代が199人と最も多く、50代の190人、70代の166人と続いています。 山岳遭難の多くは不適切な天候判断や不十分な装備などが原因で発生していて、警察庁は的確な登山計画を立てるとともに、万全な装備品の準備や登山計画書、登山届の提出を呼びかけています。 一方で、7月から8月にかけて全国で発生した水難事故は446件で去年の同じ時期より42件減少しました。 水難した人の数も535人と去年から減少していて、そのうち死者・行方不明者は241人となっています。 535人の内訳は水遊び中が137人と最も多く、次いで魚とり・釣り中が96人となっています。テレビ朝日報道局