オーストリア・アルプスでハイカー3人、落雷で死亡
オーストリア・チロル州で、アルプスのガイスラッハコーゲル山頂で休憩するハイカー(2018年7月11日撮影、本文とは関係ありません)。【翻訳編集】 AFPBB News【AFP=時事】オーストリア・アルプスで週末、ベテランのハイカー3人が突然の雷雨に見舞われ、落雷で死亡した。地元警察が17日、AFPに明らかにした。 【特集】AFPがとらえた落雷の瞬間 収蔵写真から厳選 当局によると、落雷による死亡事故はオーストリアでは「極めてまれ」だという。 落雷を受けたのは、共に60歳の夫婦と62歳の親族。オーストリア西部チロル州フリルシュ村近くで下山途中だった。 警察は「天候が急変したため、グループは午後12時30分ごろ、すぐに下山を開始したが、戻ってこなかった」とし、3人は標高約2270メートル地点で雷に打たれていたと説明した。 その後、救助隊が登山道近くで遺体を発見したという。 チロル州山岳救助隊の責任者グレゴール・フランケ氏はオーストリア通信(APA)に、こうした事故は「異例」だとした上で、午後や夕方に発生しやすい雷雨に巻き込まれないようにするには「早めに出発し、早めに下山する」ことが重要だと語っている。【翻訳編集】 AFPBB News