Dark mode switch icon Light mode switch icon

神奈川の山岳遭難、最多だった昨年上回るペース 今年1~5月の件数と遭難者

登山届を書く登山者=2021年9月11日、秦野市堀山下 今年1~5月に神奈川県内で発生した山岳遭難の件数と遭難者が、統計が残る1973年以降最多だった昨年を上回るペースであることが21日までに、県警地域総務課への取材で分かった。夏の登山シーズン到来を控え、県警は「遭難事故を防ぐためにも、自然の危険性を認識してきちんと計画を立て、事前の準備を徹底してほしい」と注意を呼びかけている。  同課によると、今年の山岳遭難の発生件数は5月末時点(暫定値)で75件(前年同期比12件増)となっており、遭難者は83人(同13人増)に上っている。様態別では転倒が24人で最多。道迷い21人、疲労18人と続き、転倒と道迷いは前年同期から9人増えた。神奈川新聞社