神奈川で山岳遭難が過去最多ペース…県警、秋の行楽シーズン控え注意呼びかけ「体力に見合った計画を」
(資料写真) 神奈川県内で今年1~8月に起きた山岳遭難件数と遭難者数が、過去最多だった昨年を上回るペースで推移していることが県警のまとめで分かった。県内には初心者でも登りやすい山が多く、交通アクセスも比較的良好だ。登山客が多くなる秋の行楽シーズンに向け、担当者は「事前に登山ルートの危険な場所を調べた上で、自分の体力に見合った計画を立ててほしい」と呼びかけている。 【写真を見る】登山者に注意を呼びかける看板(資料写真) 県警地域総務課によると、山岳遭難の発生状況(暫定値)は8月末時点で116件(前年同期比16件増)、遭難者は130人(同20人増)だった。態様別では「転倒」33人、「道迷い」32人、「疲労」30人の順に多く、3人が死亡し、4人が行方不明になっている。神奈川新聞社