富士山で東京の55歳会社役員男性が意識失い死亡、山梨側登山道で今シーズン2人目
新倉山浅間公園から望む富士山=山梨県富士吉田市(平尾孝撮影)山梨県警富士吉田署は9日、富士山8合5勺(3450メートル)付近の山梨県側登山道で、東京都東久留米市の会社役員、男性(55)が意識を失い、死亡したと発表した。病死とみられる。7月からの今年の登山シーズンで山梨県側登山道で死者が出たのは2人目。 男性は8日午前6時ごろ、妻と鳴沢村の富士山5合目から登山を始め、同日午後5時ごろ、山頂に到着した。その後の下山途中の5時50分ごろ、8合5勺付近で意識を失った。 妻が近くの山小屋に助けを求め、山小屋の関係者らがクローラーで男性を5合目総合管理センターまで下ろし、その場で医師により死亡が確認された。