夏山の遭難件数が過去10年で最多 半数以上が50~60代 下山中の滑落目立つ 山梨
YBS山梨放送 今年の夏山シーズンに県内で発生した山岳遭難は46件に上り、過去10年で最多だったことが分かりました。無理な登山で体力が消耗し、下山中に滑落するケースが目立つということです。 【写真を見る】夏山の遭難件数が過去10年で最多 半数以上が50~60代 下山中の滑落目立つ 山梨 県警地域課によりますと、7月から8月24日までに県内で発生した山岳遭難は去年を10件上回る46件で過去10年で最多、遭難者は去年を9人上回る47人で過去10年で2番目の多さとなりました。 遭難場所は北岳が最も多く、遭難者の8割は県外からの登山者だったほか、半数以上が50~60代でした。また、遭難の形態は転倒と滑落が全体の6割を占めています。 県警は事前の情報収集が足りずに道に迷うなど、無理な登山で体力を消耗した結果、下山中に足を踏み外して滑落するケースが目立つと指摘しています。 またこの夏、登山規制を強化した富士山の山梨県側での遭難は2件と、去年より3件減りました。県警は弾丸登山の抑制や登山者への装備品の指導が「安全登山に直結した」とみています。 これからの秋の登山シーズンは標高の低い山でも多くの登山者でにぎわいますが、県警は「日没も早まるため、万全の装備を心がけてほしい」と呼び掛けています。1/5YBS山梨放送YBS山梨放送YBS山梨放送YBS山梨放送YBS山梨放送◇ ◇ ◇